これはハマる!
さすが鬼才J・J・エイブラムス監督が指揮しているだけありますね。
海外ドラマ「PERSON of INTEREST(パーソン・オブ・インタレスト) 犯罪予知ユニット」をHuluで鑑賞
全部でシーズン5あります。
全く、本当に忙しい男です。
J・J・エイブラムス。
「PERSON of INTEREST(パーソン・オブ・インタレスト) 犯罪予知ユニット」あらすじ
総指揮だけでなく脚本もそうそうたる方が描いています。
脚本を担当したのは、「ダークナイト」シリーズを描いた、ジョナサン・ノーランです。
兄は言うまでもなく、映画監督のクリストファー・ノーラン。
兄弟でダークナイトを撮っていたなんて驚きです。
そんな「ダークナイト」の脚本で人々を魅了した、ジョナサン・ローランとJ・J・エイブラムスのタッグが魅せる本作は一体どんな作品なのか。
高度な犯罪予知システムを使う天才プログラマーと最強の元CIA工作員が、未来に起こる凶悪犯罪を制裁する犯罪予知アクション!
1話完結型の超スタイリッシュなドラマです。そのせいで最終話から見るという僕のトンチンカンを見事に手助けしてくれました。
「Person of Interest」と辞書で引くとこのような意味が出てきます。
容疑者
しかも調べると、結構婉曲な表現として使われるとのこと。
まわりくどい、婉曲な表現。
その婉曲さこそ、この物語を象徴しているのです。
ストーリーでは毎回、天才プログラマーが開発した犯罪予知システムにより、1人の容疑者が割り出されます。
街中に張り巡らされた監視システムが陰謀を警戒し、その陰謀によって引き起こされる犯罪の中心人物がそれに映し出されるのです。
がしかしその人物は毎回、加害者。
というわけではなく、加害者かもしれないし、被害者かもしれない。
まさにこれが「PERSON of INTEREST」
またの意味を「重要参考人」となります。
これぞ、婉曲表現の所以なのです。
犯人かと思っていたら、同情してしまうような背景を背負った人物だったり、被害者だと思ったら極悪人だったり・・
全ては終わってみないとわかりません。
分かるのは、その人もしくは周辺の人物の命が危ないということだけ。
命を救うためにも、接触せざるをえないのです。
「PERSON of INTEREST(パーソン・オブ・インタレスト) 犯罪予知ユニット」感想
You are being watched.(我々は見られている)
という毎度お決まりのフレーズが象徴するように、犯罪を「予防」するというストーリー展開は今までにないものと言えます。
政府の極秘監視システム「マシン」があらかじめ犯罪を予見するという設定も非常にミステリアスで秀逸です。
そして高度なITを駆使する現代にそぐわしいキャラと、元CIAの伝統的最強キャラとのタッグは見ていて清々しい気持ちになります。
時に、頭脳と肉体というお互いの通常の役割が反転してしまう展開は見ていてヒヤヒヤするでしょう。
またとにかくテンポがいい。
1話約40分強があっという間に感じられます。
しかもダークナイトといい、脚本家のジョナサン・ノーランは本当に人間のサスペンス状態を描くのが巧妙です。
人の二面性を描くのが上手と言いますか、どっちに転がるかわからない展開が秀逸すぎます。
それを華麗に演出しているのが、J・J・エイブラムス。
この二人のタッグがつまらないわけがないんです。
これはどハマり決定ですね。